事前に考えた方がいいこと
費用のこと、準備のこと、流れのこと、あなた様が思っている心配事など事前のご相談で解決する事ができます。
葬儀社はどこも同じではありません。各社個性があり方針、設定料金、対応など全く異なります。
重要なのはあなた様にとって【合う】かどうか。事前に相談を行うと葬儀社の対応や方針がよくわかります。
□会食(忌明、お斎)まで招待する方
子や孫で行うのか、叔父叔母(伯父伯母)までで行うのか、従兄弟、友人知人まで、当地に居る近い親戚までで行う・・・など、可能であれば家族間、親族間である程度相談しておきましょう。
□亡くなった事をすぐに報告する方
大切な方が特に仲が良かった人や近い親族など。お亡くなりになる時間帯は日中とは限りませんので夜間や早朝の場合は翌日連絡するなど慎重に判断しましょう。
□葬儀日程が確定してから亡くなった事を報告する方
会食(忌明、お斎)まで招待するわけでは無いけど、付き合いがあったため連絡をしておく方。
□葬儀が終わった事を報告する方
遠縁の方など。電話やはがきでお知らせします。
など連絡先を目的別にわけてメモ帳でも結構ですのでリストアップして置くといざと言う時慌てずにすみます。
特に会食まで招待する方のリストアップはとても重要です。
「家族だけで」「親戚には終わってから報告する」と言うお考えは確かにありますが「なんで教えてくれなかった?」と後から強く言われる事もままあることです。
ごくごく近親者で行いたい場合は予め親戚筋や縁者に相談をしておく事をお勧めしています。
②菩提寺、墓地の場所とお寺(宗教者)に関する費用
自分の家のお寺やお墓がどこなのか確認しておきましょう。
継承しているお墓や仏壇がなく初めて行う場合はどこに依頼したいのか考えましょう。
費用について考える事が必要です。同じ宗派であってもお寺ごとに準備する内容が異なってきます。
前の方(ご先祖)に合わせた方法で行うにはどのくらい準備するものなのか、当時とは事情が違うからどのくらいでお願いしたいのか(できるのか)、家族間、親族間で相談もしくはお寺(宗教者)へ直接聞いてみましょう。
現実的に現金が早急に必要になります。すぐ準備ができるようにしておく事が大切です。
テレビやネットで様々な情報が聞こえてきますがすべてが正しい情報とは限りません。
菩提寺があるのにほかのお寺や宗教で儀礼を行い菩提寺に納骨する事はできません。属するお寺(宗教)にお願いするという事はそれぞれのお寺(宗教)の行い方がありその方法に則り葬儀を行う事になります。
ご家族様の要望があればまずは宗教者に相談することになります。ご要望は大切に尊重してくださいますが全てがなんでも自由に行えるものではありません。
葬儀は
□祭壇や葬具、写真などの費用
□霊柩車、搬送車の費用
□お棺や納棺などの費用
□花や盛物の費用
□お返しなどの費用
□式場使用料、光熱費、宿泊費
□看板や礼状など印刷費
□担当者の人件費や運営管理保全費
□料理や飲食に関する費用
など多岐にわたり普段関わる事が無いからこそわかりにくく複雑な内容になってしまいます。
そのため私どもではわかりやすくクリアな体系を整えるため市場を調査して料金設定をし【必要な物品・サービスを全て含んだパック料金制】で行っています。
プラン料金以外に必要になるのは返礼品関連の使用分のみです。(料理やお布施などご家族様が直接支払う実費は含まれておりません。)
④会食(お斎、忌明)に関する費用
葬儀後の会食(忌明、お斎)は引き物や料理、飲み物など全て含め15000円前後~20000円前後のご予算で設定するのが主流です。
しかし近年は多様化の時代でもあり、お膳では無く弁当形式で行う、会費制で行うなど様々です。
招待される方は何も言われなければ一般的な会食を想像して香典を準備してくる方がほとんどです。
招待者は香典の準備を釜石市中心部に近いほど、通夜までにご霊前、会食会場にも受付を設けそちらにも、と2度ご霊前を。一方そうでなく招待者はその分を踏まえて香典を供える地域もあります。
皆がそうではありませんが、一般的な会食を想像して準備してきたにも関わらずあきらかに見合わない内容であれば快く思わない方も出てきます。
それらの問題をできるだけ軽減するために、一般的な方法で行うのか、会費制にして会費に見合うように設定して行うのかなど具体的に考え、一般的な方法で行わない場合はその旨を招待する方へ事前に周知しておくことが必要です。(会食の内容を踏まえ、いただいた香典が多いと思われる場合は後返しで御礼する方法があります。)
⑤大切な方が話していたことなど
大切な方が自分の葬儀について話していたこと、ご家族様のご要望。
例えば
〇〇の写真を一緒に持たせてほしい。
〇〇にしまってある服を着せてほしい。
霊柩車で〇〇を通ってほしい。
など。
送られる側は「迷惑をかけたくない」と「簡単にしてくれればいい」とおっしゃいますが送る側は「きちんと送りたい」と思うもの。
ご葬儀は送られる側の思いだけではなく送る側の思いも重要です。
大切な方のために気持ちを尽くして行える理想の環境を整えていくために些細な事でもお聞かせください。
ご葬儀は、宗教者、我々葬儀社、行政(火葬場)、料理業者、生花店、供物業者、車両係など様々なプロが関わってそれぞれの立場で皆様に向き合っています。
全てが実現可能とは言い切れませんが、ご要望をできるだけ反映するために私たちは様々なことを調整し実現が可能かどうか、不可能ならば代替えの案をご提案させていただきます。